恋愛・ビジネスで使いこなせ!要求を通す会話術「フットインザドア」
いつも「ぱぶろーまいんど」にお越し頂き、ありがとうございます。
ここでは、みなさまの恋愛やビジネスで、役立つ心理学知識をお伝えします。
今回ご紹介するのは、「フット・イン・ザ・ドア(Foot in the Door)」というテクニック。
心理学の正解では有名なので、耳にしたことがある方も多いでしょう。
しかし、このテクニックはどんな方法なのか、どんな効果があるのかを詳しく知っている方は、意外と少ないのではないでしょうか。
そんな方々に向けて、当記事で具体的に解説していきますね。
小さなお願いから、大きなお願いへ
さて、「フット・イン・ザ・ドア」とは一体どんなテクニックなのか。
似たテクニックとして、「ドア・イン・ザ・フェイス(Door In the face)」というものがあります。
名前が似ているということもあり、テクニックの内容も少し似ています。
「ドア・イン・ザ・フェイス」は、最初に”大きな注文”を出し、相手に断らせることで”罪悪感”を抱かせ、次の”本命の注文(小さな注文)”を承諾してもらうテクニックでした。
しかし、「フット・イン・ザ・ドア」は、”小さな注文”を最初に出してOKを頂き、心理的なハードルが下がったところで、”本命の注文(大きな注文)”を出していくテクニックとなります。
つまり、まとめるとこんな感じ。
- ドア・イン・ザ・フェイス…大きな注文(NO)⇒小さな(本命)注文(YES)
- フット・イン・ザ・ドア…小さな注文(YES)⇒大きな注文(本命)(YES)
次章からは、具体例をふまえて詳しく解説していきますね。
ビジネスシーンでの活用例
まずは、ビジネスシーンからみてみましょう。
読んでいる方は、少しイメージしてみて下さい。
例えば、あなたの自宅に、突然訪問してきた営業マンがいるとします。
あなたはチャイムが鳴ったので、玄関に出ます。
すると、その営業マンが
「こんにちは!貴方のお家にソーラーパネルをつけてみませんか?」
と、言ってきます。
典型的なセールス訪問ですね。
あなたはどう答えますか?
ソーラーパネルの設置を考えている方以外は、断りますよね。
設置を考えている方であっても、いきなりの訪問に第一声がセールストークです。
あまり話を聞く気にならない方も、多いのではないでしょうか。
しかし、もしこの営業マンの切り出しが、
「お時間ほんの2.3分で構いません。光熱費が今よりお安くなるお話がありますので、聞いて頂けませんか?」
と、話を持ち掛けられたらどうでしょうか?
全員が時間を取ってくれる、ということはありませんが、「それくらいなら…」と、話を聞こうと思う人も増えるはず。
これが「フット・イン・ザ・ドア」テクニック。
ちなみに上記の結果として、話が本当に2.3分で終わる可能性は極めて低いです。
なぜなら、訪問された側が「キッチリ3分間計っている」、なんてことは稀だから。
相手にまず、「耳を傾けてもらう」ための小さな注文です。
また、一度OKを出しているので、心理的ハードルが下がっている状態です。
営業マンは、ソーラーパネルの契約(本命の注文)をとるために、熱弁してきます。
消費者なら気をつけたいところですが、ビジネスマンなら積極的に活用したいですね。
恋愛シーンでの活用例
では、次に恋愛での活用方法をみていきましょう。
例えば異性を初デートに誘うとき、「最初からご飯はハードルが高いな」と思われるなら、
「雰囲気の良いカフェを見つけたんだけど、今度の休日に軽くお茶しない?」
といった感じです。
もちろん、”本命の注文”は「ご飯に誘うこと」ですので、相手のOKをもらった後に
「その後、お腹が減ってたら夕食も食べて帰ろうよ」
と誘うといいでしょう。
いきなりご飯に誘うより、かなり成功率が上がります。
要求が通る方法を活用しよう
いかがでしたか?
繰り返しになりますが、「フット・イン・ザ・ドア」のポイントは、小さな注文にOKをもらい、本命の注文に対しての心理的ハードルを下げることです。
お願いごとや頼みごとって、生きていれば必ずしますよね。
王様や女王様のように「○○しといて!」だけで、すべての要求が通るなんてことは、今の世の中ほとんどありません。
頼み方で相手の返事が変わることも、十分あり得ます。
相手が受け入れてくれそうな会話を心掛けてみましょうね。
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では、みなさまの人生がより良いものとなりますように。