【コラム】伝え方で印象が変わる!「フレーミング効果」とは
いつも「ぱぶろーまいんど」にお越し頂き、ありがとうございます。
ここでは、みなさまの日常生活に役立つ、心理学知識をお伝えします。
早速ですが、あなたは”ニュース”を見ますか?
テレビで報道されるものや新聞やスマホから得られる情報など、情報媒体は問いません。
おそらくほとんどの方が、日々、なんらかの情報に触れているのではないでしょうか。
しかし、情報に対する誤った捉え方や認識をしてしまえば、せっかく得られた情報も意味がありません。
今回はそんな”情報を得るときに、知っておきたい心理効果”をご紹介します。
ぜひ最後まで、ご覧になっていってくださいね。
言い方で印象が変わる「フレーミング効果」とは
さて、またまた質問です。
あなたは、「フレーミング効果」という言葉を聞いたことがありますか?
聞きなれない言葉…ですよね?(笑)
「フレーミング効果」とは、基準となるデータなどの見せ方を変えれば、その物事に対する判断が大きく変わってくることです。
例えば、「生存率10%」と「死亡率90%」は同じことを言っていますが、受ける印象が少し変わりますよね。
他にも、「合格率90%」と「不合格率10%」などもそう。
上記2つの例で説明すると、「死亡率」と「不合格率」という言葉を使った方が、パーセンテージに関わらず、マイナスな印象を与えています。
このような言い回しや見せ方により、相手に対する印象操作を行うことができるのです。
商売の世界では、広告などで使われます。
ネガティブな情報でも、言い方を変えることで、ポジティブな印象を与えることができます。
「お客様不満足度20%」なんて、広告は見ませんよね。
絶対に、「お客様満足度80%」と表示するはずです。
消費者の立場なら注意したい点であり、経営者や商売をする者にとっては有効活用していくべきですね。
ちなみに、ポジティブな印象を与える言い回しや見せ方を「ポジティブフレーム」、その反対を「ネガティブフレーム」といいます。
データの見せ方は自由自在
これは、僕の体験談です。
僕は高校から進学し、とある専門学校に入校しました。
その専門学校は、「就職率90%」を売りにしていました。
この数字だけを見れば、「90%かすごいな」と思うでしょう。
当時の僕もそう思っていました。
しかし、「90%」という数字は、ひとつの学年に対するパーセンテージであり、一学年1000人ほどの生徒が在籍する学校でした。
つまり、単純計算で100人は「就職できなかった」ということ。
これが「1000人中900人が就職!」と、宣伝されていたらどうでしょう?
また、印象が変わってきますよね。
「100人も落ちるのか」と、冷静な判断ができる人も増えるはず。
このように、受け取る情報が”データ”の場合、見せ方は自由自在です。
特に「パーセンテージ」は、実に曖昧なもの。
テレビでよく見る「街の人の意見」も、不可解な点が多すぎます。
いつ、どこで、どんな人に、何人に聞いたかによって、結果は大きく変わります。
データという情報を受け取る場合は、鵜呑みにせず注意したい点ですね。
知っておけば損しない「フレーミング効果」
「フレーミング効果」、いかがでしたでしょうか?
日々生活していくうえで、知っておくべき知識だと僕は思います。
現代は情報社会であり、世の中は情報で溢れかえっています。
つまり、僕たちは、情報を取捨選択していかなければなりません。
メディアや経営者は中立ではなく、受け取る側にどう行動して欲しいかを考えて、情報を発信しています。
「フレーミング効果」は、そのための心理テクニックの一つに過ぎません。
データを提示されたら、僕はこんな風に考えています。
「この情報を見せて、どう行動して欲しいのだろうか」
「この情報は逆にいうと、こういう意味だよな」
もちろん、全ての意図を理解することは難しいかもしれません。
ですが、このような視点を持つと、情報を得るときも冷静に判断できますよ。
ぜひ、お試しあれ。
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みなさまの人生がより良いものとなりますように。