【観察】相手との心の距離は?心理学における「パーソナル・スペース」とは
いつも「ぱぶろーまいんど」にお越し頂き、ありがとうございます。
ここでは観察における、「パーソナル・スペース」についてご紹介します。
「パーソナル・スペース」…なんかカッコいい響きですよね。
このカッコいい言葉、あなたは聞いたことがありますか?
おそらく、初めて聞いたという方がほとんどではないでしょうか。
心理学の中では有名な言葉で、知っておくとあなたの恋愛・ビジネス・日常生活に大変役に立ちます。
カンタンにいうと、「相手との親密度が知りたい!」ときの一つの目安にできます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
- 「パーソナル・スペース」は”個人の縄張り”
- 「パーソナル・スペース」を知る必要性は?
- 一般的な「パーソナル・スペース」の目安
- 「パーソナル・スペース」の測り方
- 「パーソナル・スペース」が縮まったと感じたら
「パーソナル・スペース」は”個人の縄張り”
では、詳しく解説していきましょう。
パーソナルスペース(英:personal-space)とは、他人に近付かれると不快に感じる空間のことで、パーソナルエリア、対人距離とも呼ばれる。一般に女性よりも男性の方がこの空間は広いとされているが、社会文化や民族、個人の性格やその相手によっても差がある。(以上、Wikipediaより引用)
とまあ、Wikipediaさんにはこう書かれていましたが…(笑)
簡単に説明しますと、”その人個人の縄張り”みたいなものですね。
重要なのは、その縄張りの広さは一人一人がバラバラだということ。
ここで、少し想像してみてください。
あなたは仕事の関係で、初対面の人と会ったとしましょう。
相手は異性です。あなたが男性なら相手は女性、あなたが女性なら相手は男性だと考えてください。
その相手が「初めまして」と挨拶をした後、あなたの息が掛かるほど顔を近づけてきたらどう思いますか?
相手にもよると思いますが、ほとんどの方が「不快」に思うのではないでしょうか。
しかし、一方で「気にしない」という方がいるのも事実。
これが「パーソナル・スペース」であり、それには個人差があるということなのです。
「パーソナル・スペース」を知る必要性は?
「パーソナル・スペース」については、なんとなくお分かりになりましたか?
ここでは、「パーソナルスペースを知る必要性」について触れていきますね。
例えば、パーソナルスペースが広い男性がいたとしましょう。
いわゆる自分の周り(縄張り)には、人をあまり近づけたくないという方ですね。
そんな男性に初対面にも関わらず、ゼロ距離に近いほど近づき、挨拶をするとどう思われるか。
※相手の超絶美人の場合を除く
「こいつは馴れ馴れしい奴だな」と、不信感を抱かれるのがオチです。
サルの群れを想像してみると分かりやすいですが、その群れの縄張りに新参者のサルが勝手に入ってきたらとても警戒しますよね。それと同じ現象に近いです。
相手のパーソナルスペースを見極めることが大切。
パーソナル・スペースから、相手の性格を推測することも可能です。
相手の性格によって、心の距離を縮める方法は変わってきます。
インドア派の人間にいきなり、「海に行こうぜ!」なんて言えたもんじゃないですよね。
つまり、相手のパーソナル・スペースは、相手と親密になるための判断材料になるということなのです。
一般的な「パーソナル・スペース」の目安
でも、どれくらいの距離が広くて、どれくらいの距離が狭いのかは分かりにくいですよね。
一般的には以下のような感じになります。
◎一般的なパーソナルスペース
75~120㎝ … 両社が手を伸ばせば指先が触れ合える距離。十分に打ち解けあっていない知人と会話をする距離感。警戒距離、拒絶または防御。
45~75㎝ … 相手を捕まえられる距離。仕事距離、こちらを伺っている様子。
15~45㎝ … 頭や腰、足などが簡単に触れ合うことはないものの、親しい間柄にある相手と会話を行うような距離。親密距離、信頼関係ができている。
0~15㎝ … スキンシップや法要など、身体的な接触を行ってもいいと思えるごく親しい相手との距離。親密距離、恋人関係など。
ただし先述したとおり、パーソナル・スペースは個人差があるので、見極めは必須です。
「パーソナル・スペース」の測り方
では、実際にどうやって相手のパーソナルスペースを掴むのか。
ここではビジネスとプライベートで、それぞれ場面別にみていきましょう。
ビジネスシーンは「名刺交換」で分かる
ビジネスシーンなら、名刺交換時が最適です。
ポイントはこちらは動かず相手の出方を観察すること。
相手がグッと距離を寄せて名詞を渡す人なら、パーソナルスペースが狭い証拠。
あれこれと人にしてあげることが苦にならない人、行動的、少し強引、積極的、細かい人の可能性が高いでしょう。
短い時間で心を許しやすいタイプともいえます。
反対に距離を置いて立つ人なら、パーソナルスペースが広い人です。
こういうタイプは、他人からグイグイ入り込まれるのを嫌います。
適度な距離間を持って接したほうが、親しくなれる可能性が高いでしょう。
プライベートシーンは簡単テクニックでわかる
では、プライベートではどのように把握すればいいのか。
そこで以下のテクニックを活用して、相手のパーソナル・スペースを見極めてください。
あなたがやることは、とてもカンタン。
意図的に自分のモノ(なんでも構いません)を、うっかりを装い落してください。
そして、落としたモノを相手に拾ってもらいましょう。
ここで見て欲しいのが、拾ったモノをこちらに渡し終えたあとの相手の行動。
①すぐにこちらから離れる人は、パーソナルスペースが広い人
②縮めた距離を元に戻さず、そのまま話し続ける人はパーソナルスペースが狭い人
おそらく、この2パターンに分かれます。
このようにプライベートなら、上記テクニックで心の距離を測ることが可能となります。
また、恋愛なら「グラスの位置で心の距離を測る方法」もあります。
こちらも比較的カンタンな恋愛テクニックです。
「気になる異性との距離感が知りたい!」
という方は、ぜひ参考にしてみてください。
「パーソナル・スペース」が縮まったと感じたら
また、パーソナルスペースは信頼を得るほど縮まっていきます。
難しい言い方をすると、心理的距離が縮まれば物理的距離も縮まるということ。
仕事上の付き合い⇒友人⇒恋人、という例が一番分かりやすいかもしれませんね。
つまり、パーソナルスペースは初対面の相手の性格分析だけではなく、現在の相手の関係性を知る目安にもなるということです。
恋愛なら異性への告白の、ビジネスなら相手との信頼関係ができているかの指標になるでしょう。
恋愛は本当に分かりやすいですが、「最近、距離が近いな」と感じるなら、相手はこちらに好感を抱いてる証拠。
「心の距離が縮まれば、実際の距離(物理的距離)も縮まる」
これを覚えておいてくださいね。
では、みなさまの人生がより良いものとなりますように。
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