【観察】人の本質を見抜くときに注意!これだけは覚えておきたい「ハロー効果」がもたらす危険性とは
いつも「ぱぶろーまいんど」にお越し頂き、ありがとうございます。
ここでは皆様の日常生活で役立つ心理学知識をお伝えします。
今回のテーマは「人の本質を見抜くためには?」です。
例えばマイホームや車など、大きな買い物をしようとするとき。
できれば、こちらに対して親身になってくれる良い営業マンと商談したいものですよね。
しかし、相手がどんな人間で何を考えているかなんて、すぐに分かるはずもありません。
「人の本質を見抜く方法」をお伝えできればいいのですが、それは中々難しいものです。
ですので、今回は「人の本質を見抜く上で陥りがちな落とし穴」についてお話ししようと思います。
僕たちは"見た目"で判断している
パッと見た初対面の相手を、僕たちは7秒で判断しているようです。
職場であれば、その人に仕事の能力がありそうかどうか。
恋愛なら自分のタイプかどうか、または結婚対象として良さそうかどうかなど。
第一印象から得られる情報をもとに、さまざま分析を無意識に行い判断しているようです。
いや〜、これを聞くと人間の脳は凄いなって思いますよね(笑)
しかし、この判断が100%正確かと問われると、そういうわけではありません。
「仕事ができそうだと思ったけど、ドジで物覚えも悪いどうしようもない人だった」
「優しそうだと思ったけど、全然そうじゃなかった…」
こんなことって多いにありますよね。
まずは第一印象で予想される判断が、正確じゃないことを覚えておきたいところです。
"優しい人"は評価される
そしてもう1つ注意したいのが、「ハロー効果」です。
「ハロー効果」とは、人は相手の一面だけを見て、全体の能力や性格まで決めてしまう心理効果です。
例えば、背が高くてスタイルの良いイケメンの男性を見れば、「この人は何でもできそう」と思ってしまうのもハロー効果が働いています。
他にも、バスケットボールがとても上手な人を見て、「きっと運動なら何でも得意なんだ」と決めつけてしまうのも同じです。
相手の一面を見て、その他の能力や性格を判断してしまわないことが大切です。
しかし、僕が今回一番伝えたいのは、「"優しい人"は評価される」ということ。
親身になってくれる学校の先生やこちらの気持ちに共感してくれる不動産会社の営業マン。
優しい人、親身になって話を聞いてくれる人、共感してくれる人は、こちらとして気持ちの良いものですよね。
ですが、その人に能力があるか、性格が全面的に良いかどうかは別の話。
この「ハロー効果」の影響を受けると、親身になってくれる学校の先生は「教え上手」、不動産会社の営業マンなら「この人なら良い物件を教えてくれる」と高い評価をつけがちになってしまうようです。
相手が本当に信頼できるかどうかは難しいですが、一面から判断しないよう注意したいところですね。
また一旦信頼してしまうと、その相手の悪い噂を聞いても「あの人はそんなことをしない」「そんな失敗はあの人はしない」と思いたくなるようです。
評価に感情移入は禁物
先の例でいえば、相手の評価に感情移入が見られるのも典型的です。
つまり、良い人=良い先生、良い営業マンとなってしまっているのです。
逆にいえば、仕事の能力がなくても信頼される人、評価される人になることも可能だということ。
生徒に信頼されてこその先生や、人の評価を受けて商売が成り立っている人はぜひ活用して頂きたい心理効果です。
しかし、相手の本質を見抜いていかなければいけない立場の人間にとっては、注意したいところですよね。
「親身になってくれるから、良くしてくれるだろう」
「僕たちの気持ちに共感してくれるから、あの人は絶対に裏切らない」
こんな考えを安易に抱いてしまうことは危険です。
「常に人を疑え」とは言いません。
ですが、無意識に相手を見誤っていないか、俯瞰的に自分を見ることも大切です。
今回は難しい内容だったと思いますが、お付き合い頂きありがとうございました。
皆様の日常生活に少しでも役に立てて貰えれば幸いです。
今回の記事は以下の文献を参考にしています。
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みなさまの人生がより良いものとなりますように。