【コラム】集団が大きくなるほど、大きくなるリスクとは?
いつも「ぱぶろーまいんど」にお越し頂き、ありがとうございます。
ここでは、みなさまの日常生活に役立つ心理学知識をお伝えします。
ビジネスやプライベートなど、集団で生きる人間に起こりうる心理学現象について触れさせて頂きます。
普段のさまざまなシーンを当てはめて、イメージしてみてくださいね。
他力本願?「リンゲルマン効果」とは
早速ですが、みなさんは「リンゲルマン効果」という心理学用語を知っていますか?
「リンゲルマン効果」とは、集団が大きくなるほど、「他の人がなんとかしてくれるだろう」という手抜きの心理が無意識のうちに働いてしまうこと。
この説明で大体の意味は分かると思いますが、具体例を出して説明しますね。
これは僕の経験談になるのですが、小学校時代にサッカーゴールを複数の人数で持ち上げて動かしたことがありました。
同じ経験がある方は分かると思いますが、サッカーゴールは見た目通り大きいですし重いですよね。
「一人で持ち上げて動かしたよ!」という方は、アベンジャーズに入れますね。
しかし、大勢で持てば持つほど一人一人にかかるサッカーゴールの荷重は小さくなり、負担も軽くなります。
すると、出てくるのはこんな人
「あれ?俺持たなくてもいいじゃん。(笑)」
と、手を離してしまうか、持っているフリをする。
僕もそのタイプでした(笑) 申し訳ありません。
いかがでしょうか、みなさんは似たような経験はありませんか?
人数が増えるほど、一人一人の力が下がる
「リンゲルマン効果」の実験としては、「綱引き実験」というものがあります。
「綱引き実験」とは、綱引きに参加する片方のチーム人数が増えれば増えるほど、一人一人の綱を引く力が低下したというものです。
つまり、「誰かがやってくれるであろう」精神の表れです。
日本人は、特に「リンゲルマン効果」が働きやすい。
これが例えば、チーム内で同じ仕事をする場合、
「みんながやっているから、僕が少しくらい手を抜いても平気だろう」
となり、少なからずチームのパフォーマンスは落ちていきます。
「リンゲルマン効果」を防ぐには?
チームで仕事をしている人たちは、「リンゲルマン効果」をなるべく発生させたくないですよね。
そこで有効なのが「役割分担」というテクニックです。
「私は○○を担当するから、あなたは××を担当してもらえる?」
同じチームで同じ仕事をする場合でも仕事内容を細分化し、個人個人に仕事を配分し、責任を負わせるという感じです。
そうすれば失敗したときの責任は自分にあるので、個人個人が全力で取り組みます。
部下をまとめるリーダーや管理職の人には、ぜひ覚えておいて欲しい予防策です。
「リンゲルマン効果」を理解しておこう
いかがでしたでしょうか?
「リンゲルマン効果」をしっかりと理解し、自己や他人に対しての対策をぜひ考えてみてください。
集団社会に生きる僕たちにとっては、切っても切り離せない心理現象といえます。
今回は主に、ビジネスシーンで説明しました。
ですが、プライベートシーンでも大いに働く心理効果です。
例えば、目の前で人が倒れたとき。
「誰かが助けてあげるだろう」
「誰かが119番通報してくれるだろう」
こんな気持ちが、ふとよぎったりしませんか?
違いますよ、あなたが行動しましょう。
その決断が、人ひとりの命を救います。
最後は極端な例になりましたが、あり得る話です。
「リンゲルマン効果」、心の片隅にでも置いておいてくださいね。
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みなさまの人生がより良いものとなりますように