【コラム】やる前から言い訳する人の心理って?
いつも「ぱぶろーまいんど」にお越しいただき、ありがとうございます。
今回は日常生活でよく見られる心理効果を、コラム記事としてご紹介したいと思います。
この記事を読むとこうなります。
「あ~、あるある」
「へっ!それって僕(私)のことじゃん」
気になってきましたか…?
では、最後まで見ていってくださいね!(笑)
「セルフ・ハンディキャッピング」とは?
いきなり難しい言葉がでてきましたね…。
と、まあ「セルフ・ハンディキャッピング」は置いといて…
早速ですが、みなさんの周りにこんな人はいませんか?
会社や学校の大事な試験当日に、
「昨日忙しくて、全然勉強してないよ〜」
と言いつつ、高得点を取ったり、試験に見事合格している人です。
例のような、やる前から「できない理由」をアピールする人を見たことがあるという方は多いのではないでしょうか?
もしくは、「あ、私のことだ」と自覚された方もいるかもしれません。
このような現象を、心理学用語では「セルフ・ハンディキャッピング」といいます。
あまり聞き慣れない言葉ですよね。
詳しく説明すると…
「セルフ・ハンディキャッピング」とは、何かをする前にその成功を妨げるような障害を自ら作り出したり、障害があることを主張したりすること。
そのため、自信がない人ほど「セルフ・ハンディキャッピング」を行う傾向があります。
また、障害としては自身の事情や環境を口に出すことが多いようです。
例えば、「自信がない」「体調が優れない」「難易度が高い」「日々忙しすぎて無理」といった感じです。
「セルフ・ハンディキャッピング」は悪者じゃない
「「勉強してない」って言ったじゃん!」
と周りの人間から見ると思いますが、そこまで腹を立てることでもないでしょう。
この「セルフ・ハンディキャッピング」を行うことが、決して悪いという訳ではありません。
先に言い訳をしておくことで、失敗のショックを和らげることができるからです。
「〇〇だったから仕方ない」
というように、失敗をしたときに思うことができます。
そして、成功したら…
「〇〇だったのに、上手くいった」
というように、成功の価値を高めることができます。
ですので、どちらに転んでも自分にとっては都合の良い言葉というわけ。
しかし、「セルフ・ハンディキャッピング」をする人は、しない人に比べて成功率が下がってしまうというデータもあるようです。
便利な言葉だからといって、多用するのも注意したいところですね。
使い過ぎには要注意
周囲の人間が「セルフ・ハンディキャッピング」に対して、腹を立てることはありません。
と先ほど、お伝えしましたが使い過ぎると呆れられる原因にはなります。
毎回「やる前の言い訳」をしているにも関わらず、毎回上手くいっていると、
「また言ってるよ、どうせしっかり対策してきてるのに」
と、周囲の人間が呆れてしまいます。
この辺りも注意したいところですね。
「セルフ・ハンディキャッピング」をよく使う人は、「他人からどう見られるか」を強く意識している傾向にあります。
「失敗したら恥ずかしい」
という気持ちが、「やる前の言い訳」を作ってしまうのでしょう。
ちなみに僕も学生時代は、「やる前の言い訳」をよく使っていた人間でした。
ただ、僕の場合はすべて失敗に終わっていましたが(笑)
しかし、社会人になり、心理学の知識を得て気付いたことがあります。
それは「人が一番関心があるのは自分」だということ。
「失敗しても誰も僕を見ていない」
この心理を理解したとき、僕の中で恥ずかしさを感じることが少なくなりました。
両親や恋人などの親密な関係、またはライバル同士など、競い合う相手以外の結果のことはあまり気にしていないのです。
もっというと、失敗や成功の過程など聞いても忘れてしまっていることが大半。
今では僕も「やる前の言い訳」という予防線を張ることは無くなりました。
という、最後は僕の個人的なお話でした。
予防線を張りがちな方の参考になれば幸いです。
では、みなさまの人生がより良いものとなりますように。
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