忘れたければ忘れようとするな!?「シロクマ実験」から分かる人間心理とは
いつも「ぱぶろーまいんど」にお越しいただき、ありがとうございます。
ここでは日常生活でよくみられる心理学知識をご紹介します。
「あ~、あるあるだね」
「なるほど、そういうことだったのね!」
と思ってもらうことが今回の記事の目的です。
お時間のある方は最後までご覧になっていってくださいね。
「アイロニック・プロセス・セオリー」とは?
突然ですが、みなさんは「アイロニック・プロセス・セオリー」という言葉を聞いたことがありますか?
おそらく、ほとんどの方は聞き覚えのない言葉だと思います。
実際ぼくも心理学に興味を持つ前は聞いたこともありませんでした。
「アイロニック・プロセス・セオリー」とは、忘れようとすればするほど思い出してしまい、忘れられないという現象を説明する理論。
みなさんも経験ありませんか?
「別れた彼女を忘れたいけど忘れられない」
「職場で失敗したことを、忘れたいのに忘れられない」
など、辛い思い出や嫌な出来事は忘れてしまいたいけど、忘れられないという現象です。
そして、覚えないといけないことは忘れてしまっている…(笑)
これは僕のことですね。
心理学では有名な「シロクマ実験」
「忘れたいけど忘れられない」という現象は、心理学では有名な実験で証明されています。
その名も「シロクマ実験」。
シロクマ=白熊ですね。
内容は以下のとおり。
<実験内容>
白熊の映像を見せた3グループの人たちに対して、それぞれ次のようなお願いをしました。
Aグループ:「白熊のことを覚えておいてください」
Bグループ:「白熊のことを考えても考えなくても良いです」
Cグループ:「白熊のことだけは絶対に考えないでください」
結果、期間をおいて調査したところ、白熊の映像を鮮明に覚えていたのはCグループの人たちだったのです。
不思議なものですよね。
「覚えていてください」と言われたAグループよりも、「考えないでださい」と言われたCグループの方が覚えているですから。
「アイロニック・プロセス・セオリー」の原理
では、なぜ忘れられないのか。
それは忘れるために思考を統制しようとすることが、かえって思考の活性化につながり、強く記憶されてしまうからだといわれています。
つまり、忘れたければ「忘れよう!」と強く思わないことが大切。
しかし、これも難しいですよね。
気を紛らわすために別の作業をしたり、考えたりすることも一つの方法です。
また、考え方として「嫌な出来事」や「辛い思い出」も長い人生から見たら、ちっぽけなイベントの一つに過ぎません。
これを分かっていれば気持ちはずいぶん楽になります。
「十年後に同じことで悩んでいるか」
と、自分に問い掛けるのも良いでしょう。
過去に囚われないようにしたいですね。
…今、思いついたのですが…「アイロニック・プロセス・セオリー」を使えば、忘れたくないことは「忘れよう!」と強く考えれば記憶に定着するのかな?
勉強していたら、忘れたくないことってたくさんありますし。
まあ、これは思いついただけなので、一度やってみようと思います。
みなさんも「自分で実験してみたよ~」という方がいれば、ぜひ教えてくださいね。
今回の記事内容は以下の文献を参考にしています。
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