【コラム】話を"盛る"と面白い!でも、"盛ってはいけない"話もある。
いつも「ぱぶろーまいんど」にお越し頂き、ありがとうございます。
ここでは皆様の日常生活で役立つ心理学知識をお伝えします。
テーマは「盛っていい話、盛ってはいけない話」についてです。
今回はコラム記事として内容を書かせて頂いております。
「あ〜、なるほど」
「確かに一理あるな」
という感想を心よりお待ちしております(笑)
ぜひ最後まで、ご覧になっていってくださいね。
誰しも"話を盛った"経験がある?
話を"盛る"というのは、実際の話を少し大袈裟に見せる雑談テクニックです。
喋ることが大好きな人がよく使うかもしれませんね。
日々の雑談をしている中で話を面白くするために、ついつい話を盛ってしまった(膨らませてしまった)という経験がある方も多いのではないでしょうか。
僕自身もついつい話を盛ってしまうことがあります。
周りが笑ってくれると、こちらも話を盛った甲斐があったと思ってしまいます。
友人同士や恋人との会話を盛り上げることができれば、嬉しくないはずがないですよね。
男性は"話を盛ること"が大好き?
また話を盛ることは、女性より男性に多いことも分かっています。
これは男性が面白い話をしたいだけでなく、見栄を張る生き物だからです。
例えば、女性の前ではカッコよく振る舞いたいものです。
「僕の年収は〇〇くらいだよ」
「今の職場は僕がいないと回らないみたい」
本当の話なら良いのですが(本当でも言わないほうが素敵かも)、嘘や大袈裟に装飾した話ならカッコ悪いものです。
しかし、僕も男の端くれですので、女性からチヤホヤされたい気持ちはよく分かります(笑)
ですが、嘘の自慢話がバレた場合、より惨めな気持ちになるのは誰でもなく自分自身でしょう。
男性は見栄を張るクセがあるので、「自慢話」の盛り方には注意したいところですね。
"話を盛る"ことは一切ダメ?
では、絶対に話を盛ってはいけないのか?
そんなことはありません。
先にも述べたように場を盛り上げて周りを笑顔にさせるような話なら、多少は構わないでしょう。
ただし、ここで気をつけたいのは「他人が傷つく話」です。
話の内容を大袈裟にすることにより、他人に被害が出るようなものは良くありません。
僕の会社では、半年ごとに定例の異動があります。
それなりに多くの人数が部署を変更されるわけですから、「今度来る人はどんな人?」などの噂が常に飛び交っています。
「めちゃくちゃ怖い人だよ。あまり話しかけないほうがいいよ」
「部下を潰したらしいよ。なんでも、すぐに怒っちゃうクセがあるみたい」
こんな噂話を聞くのは日常茶飯事。
しかし実際に接してみれば、めちゃくちゃ良い人だったり、噂とは全然違う方もたくさん見てきました。
こういった"噂話"も、誰かがどこかで「話を盛った」からこそ出来上がるものです。
誰かの噂話は楽しいものですし、当人がその場にいなければ話を盛ることは簡単です。
ですが、この場合は"被害者"が出ていますよね。
悪い噂を流された当人は、色メガネで周囲から見られることが多くなります。
場を盛り上げるためとはいえ、他人を陥れて話を盛ることは避けた方が良いでしょう。
盛ってもいい!でも、"盛り方注意"
ここまでで、"自慢話"と"噂話"は盛らない方がいいことをお伝えしました。
最後に僕のエピソードをひとつだけ。
僕は以前、友人の女性(以下、彼女と記す)に僕の学生時代の部活の先輩(男性)を紹介したことがあります。
いわゆる恋愛対象として、お互いが知り合うキッカケを作ったということです。
彼女は可愛いのですが、男性との恋愛経験が無いらしく、はじめは紹介にも消極的な様子でした。
先輩も理想が高いのか、「ずいぶん長く恋人がいない」と言っていました。
ですが、僕はなんとかして先輩の良さを彼女に分かって欲しいため
「先輩は僕が野球部時代に一番お世話になった人。怒ったところを見たことないし、なによりいつも面白いから笑わせてくれる」
と、彼女に言い続けたことを覚えています。
もちろん、これは嘘ではありませんが、少し盛った話だということを自覚していました。
すると、消極的だった彼女も勇気を出して、先輩と食事に行ったり、映画に行ったりしてくれるようになりました。
結果、2人は付き合うことになり、見事カップルが成立したのです。
また面白いことに、「付き合いました」という連絡が2人同時にきたことを覚えています(笑)
この経験談から僕が伝えたかったのは、「人を前向きにさせるポジティブな盛り話」ならOKということ。
相手の行動が良い方向に繋がるポジティブな話なら、僕は盛ってもいいと思います。
もちろん、"盛り過ぎ注意"ですが(笑)
長くなったので、今回のテーマをまとめるとこんな感じ。
- 周りを笑顔にさせる"盛り話"はOK
- ただし、"自慢話"と"噂話"は盛らない方が良い
- 相手が前向きになる話は盛ってもいい
この記事がみなさんの、日々の生活に役立てば幸いです。
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みなさまの人生がより良いものとなりますように。